「魂の羅針盤」を紐解く 〜魂の決めた「方向性(流れ)」を知ること

生まれた瞬間に刻まれたエネルギー・放たれた「意図」が ” 人生の流れ ” を創り出す
オリエント占星術が大切にしているコンセプトに、魂の決めた「方向性(流れ)」を照らす「魂の羅針盤(=コンパス)」としての占星術、ということがあります。
Orientという言葉には、「方向づける」という意味が含まれているのですが
魂が、どのような方向に向かい、
あらゆるサイン・出来事を
人生に引き起こしているのか
どのようなテーマ(課題)を
決めてきているのか
それらを知ることは、人生を迷いなく進み、スムーズな本来の道(流れ)を生きる、大きなサポートになります。
エメラルドタブレットの中には、
以下のような記述があります。
“人間の未来は宿命的には決まっていないが、神我一体となるための大略のコースは決まっている。人間の魂の活躍する空間と時間の範囲は決まっているが、その中でどのように住むかはその人の自由意志であって運命付けられてはいない。”
– エメラルドタブレット(霞ヶ関書房)p82より引用 –
その「大略のコース」というものが
生まれた瞬間に放たれた「始まりの意図」による「流れ」であり、
オリエント占星術は、生まれたタイミングという「宿命」を使って、魂の設計図(宿命的な個性や課題、人生の方向性、プロセス)を紐解くツールとして、お伝えしています。
変えられるものと、変えられないもの
魂の決めた「流れ」とは、生まれた瞬間に刻まれた「始まりの意図」に基づいています。
私達には、生まれ持った肉体、資質、両親、環境、寿命(死)など、
今生において変えることのできない
「宿命」があります。
その中には、
どのような時代に生まれ
どのような肉体に生まれ
どのような環境に生まれるのか
宇宙全体の流れ、地球の流れ
一存では変えることのできない
既に選択されたすべてが含まれており
それらを、「宿命」と呼びます。
私達は、その「流れ」に対して、
どのように人生を運び、
体験してゆくのか、選ぶことができます。
それらは、「自由意志」であり
「運命」と呼ばれるものです。
「運命」や「未来(体験)」は、
変えることができます。
「流れ」に乗ることも、
抵抗することも、できますが、
私たちは、「宿命」を受け入れ、それぞれが決めたプロセス(テーマ)を通じて、課題を超え、進化していくことで、
魂(太陽・宇宙意識)に目覚め、それぞれの決めた「流れ(循環)」「豊かさ」を、スムーズに生きることができます。
魂の流れ、宇宙の流れ
もちろん、あらゆるプロセス、段階、
役割の魂達が存在していますが、
人は、魂の羅針盤(方向性)として
今生の課題(テーマ)
=最も鍛錬していること
を大きく3つほど、
決めてきているようです。
※人によって、2つだったり、
3つ以上にも感じるかもしれませんが
(相互に関係し合っているテーマの場合もあります)
それが、生まれた瞬間に放たれた
「決定的な意思(方向性)」となって
人生の「流れ」を創り出していきます。
その課題・流れに対して
抗っていたり、停滞(直面)しているとき
人生は“苦しく”感じるようにできており
特に、今の時代は、
意識の目覚め(拡大)=進化の方向性へ
向かう流れが強いため
出来事・感情・感覚といったものを通じて
たくさんのサインが表れている方も
多いのではないかと思います。
“汝の下なる宇宙意識は汝の知れるものとは異なる方法にて常に拡大しつつあり。- 宇宙サイクル内の各意識は究極目的に向いて各自の道を進むなり。”
– エメラルドタブレット(霞ヶ関書房)p214より引用 –
とある通り、これは、それぞれの魂が選んだ「進化のプロセス(拡大ルート)」のようなイメージに近いのですが、
特に、今という時代において共通する
大いなる流れ、宇宙の流れ、というのは
宇宙(太陽)意識への拡大(=回帰)、
進化(=目覚め)の方向へと、
促す流れにあります。
オリエント占星術は、出生図から紐解く、「“私”が、進化していくプロセス」や、「魂の羅針盤 (人生の方向性・プロセス)」を知り、「魂(太陽・宇宙意識)に目覚めて生きる」ことを目的とした、占星術となります。
※「魂の羅針盤」という言葉は、講座・本サイト内において、「コンパス(方向性を照らすもの)」としての意味と、「魂の羅針盤を紐解く」といった、「魂の設計図(魂が決めた方向性を記すもの)」として、二つの意味合いで使用しております。