山羊座9度「ハープを運ぶ天使」の意味 〜サビアンシンボルの再解釈

これから、サビアンシンボルの意味について、本サイトでもご紹介していきます。
今回は、山羊座の9度
「ハープを運ぶ天使」について
一度アメブロの方に投稿したことのある記事ですが、解釈文のご紹介や補足と併せて、改めて掲載させていただきますね。
山羊座9度「ハープを運ぶ天使」
原文:An angel carrying a harp.
天使は、神からの使者として、神(天)の意志を人々に伝えたり、守護するなどの役割を表し、ハープは、ケルトや古代エジプトなどにも多く使われていた、自然界や全体との調和、 癒しの象徴。一方、天使が持つハープは、同時に「魔術的な楽器」でもあったようで、古来より、悪魔や妖怪の絵柄にも描かれている。また、ギリシャ神話の勝利の女神ニケが「ハープの音色で人々を従わせた」という伝承からも、(ここでは天使なので)人々を調和的な方向や、自然界の法則に従うよう、誘導する(導く)、といった意味を持つシンボル。※一般的な解釈では、自然のリズムに従って生きる、といった解釈になりますが、そういった生き方へと扇動(先導)していくようなリーダー的、意味合いを持つ度数
– オリエント占星術 –
(転載等をする際には、本サイトのURLを明記のうえ引用してください)
山羊座の9度は、本やネットなどで意味を調べていくと
「自然のリズムや調和 焦らず生きる」
といった意味や解釈が一般的で、
他にも、「自然の営みと心身とが調和する人」や、「何事に対しても無理することなく、マイペース」といった、様々な表現がありますが、大まかに、そういった感じの意味になっています。
いわゆる、天使と、ハープのイメージ、
になっているのですが、
こちらのシンボルを、改めて
リーディングしてみたいと思います。
「ハープ」は、
ケルトや古代エジプトなどにも
多く使われていた、
自然界や全体との調和、
癒しの象徴
とされている楽器なのですが、
一方で、
ギリシャ神話の
勝利の女神ニケが
「ハープの音色で人々を従わせた」
という伝承もあるほどに
実は、「魔術的な楽器」でもあり
古来より、悪魔や妖怪などと
一緒に描かれる絵画も多く存在していたり
善くも、悪くも
人々を扇動したり、
誘導することのできる楽器としても、
用いられてきました。
さらに、ここでは「9度」ですが、「9」という数字自体、「魔術」や「奇跡」という意味が含まれる数字です。
また、度数の意味としては、ざっくりと「完全性を探求していく」度数なのですが、完全性とは、「バランス」している、ということでもあります。
天使は、神の使いとして、
「天(神・宇宙)の意思」を伝えたり
守護する役割がありますので、
人々を自然や、調和的な
「善」の方向へと導き、
サポートしている存在です。
※「善」とは、いわゆる、「良し悪し」のことではなく、調和であり「バランス」のこと
なので、山羊座9度では、
「人々を先導する」
といった意味合いが含まれており
自身が、「自然界のリズムに従う」
のみではなく、
人々が、
天(宇宙)の意思や
自然界の法則に従うよう、
善の方向性へ導く
といった、
生き方(在り方)へと先導する
リーダー(調整役)的な役割(要素)の
意味合いをもつ度数になります。
リーダーといっても、必ずしも先導するようなイメージではなく、実は山羊座は、「調整役」としての意味合いが強調されている度数も多いのです。
また、このシンボルの中心である「天使」は、自然のリズムと調和して暮らしている「人」ではないので、「天使」とは、どのような「役割」か?というところにフォーカスしていく方が、このシンボルの真意を捉えやすいかと思うのですが、
この度数もまた、人々を善(=バランス)に導く存在(サポートや調整的な役割)であったり、そういった、自分自身の中に内在する「要素(作用)」を、象徴しているようなシンボルです。
こういった感じで、
ひとつのシーン(シンボル)の中でも
どこにフォーカスするか
キーワードの意味や象徴を
どのように受け取るか、によって
解釈が大きく変わってきますので
これから、そういったことを
本サイトでもお伝えしていきたいなと
思っています。
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シンボルの再解釈についてはこちら↓
