オリエント占星術について

オリエント占星術は、目覚めつつある魂(太陽)に伝える占星術として、新しい時代(目覚めの時代・精神文明)に向けた、二元・吉凶の概念を超えた、占星術の解釈・活用を提唱する占星術として発足されました。
東洋を中心に引き継がれた、根源的な宇宙の叡智・法則、今という時代において要となる「目覚めの叡智(霊的進化の原理)」に共通する世界観と融合した、西洋占星術の新たな解釈・活用を提唱しております。
“オリエント”とは、「(新しい環境などに)適応する・方向づける」「東・アジア(東洋の)」、ラテン語では「太陽の昇るところ(昇りつつある太陽)」という意味を持つ言葉です。
特に、出生図から紐解く、魂(太陽)を中心として「“私”が、進化していくプロセス」や、「魂の羅針盤 (始まりの意図・魂の方向性)」を知り、「魂に目覚めて生きる」ことを目的とした、占星術となります。
占星術の起源と、西洋占星術
「占星術」の起源は、古代オリエント※であるとされていますが、実際には、現代において一般的な「西洋占星術」の基盤や概念の多くは、ギリシャにおいて築かれたもので、古代オリエント(メソポタミア・エジプト)の占星術や世界観は、それらにほとんど寄与していない(関連性がない)、ということが歴史的な研究において、明らかになっています。
現在の「占星術」の主流である「西洋占星術」は、ギリシャ(ヘレニズム時代)において基盤が築かれた後、ローマ帝国へと引き継がれ、紆余曲折を経て、再びヨーロッパで発展していくようになり、「物質文明」「物質的繁栄を目指す時代的価値観」を背景に、「天文学・占星技術(また、心理学との融合)」として、大きく発展・拡大していきました。
※古代オリエント…古代メソポタミア(シュメール)、古代エジプトを中心とした、現在の中東に栄えた古代文明
参考文献:「星座の起源 〜古代エジプト・メソポタミアにたどる星座の歴史」(近藤二郎)
新しい時代に向けて
一方、そういった流れの中で、発展してきた「占星術」ですが、大きな時代の流れ・サイクルにおける時代の変化とともに、「占星術」を取り巻く世界観、活用についても、アップデートしていくタイミングであると感じており、新しい時代(目覚めの時代・精神文明※)に向けて、新たな「占星術の活用(世界観)」を提案するべく、「オリエント占星術」を発足する運びとなりました。
※「目覚めの時代」とは、地球(物質・自我)中心の意識から、宇宙(魂)意識への進化(解脱)を促す流れが、加速していく時代。一般に、同様の意味で、「女性性(精神性)の時代」「水瓶座の時代」とも、いわれています。
東洋を中心とした根源的な叡智と西洋占星術の融合
新しい時代に向けた、「目覚めの叡智(霊的進化の原理)」とは、東洋(東回りスピンの文明)を中心に引き継がれた、根源的な宇宙の叡智・法則です。
それらは、世界最古の文明といわれている古代エジプト・シュメール、その遥か昔、アトランティス(レムリア)の叡智、魂の記憶、あるいは、空(アカシャ)といわれる領域から引き継がれているもので、
東洋(東回りスピンの文明)の地を中心に、その高い精神性・意識、魂(源)との繋がりが保たれていた人々の存在、先人達によって、時空を超えて受け継がれ、あらゆる方法を通じて表現(体現)されてきていますが
あらゆる象徴、類似点等、検証を進めていくと、それらは、表現方法(枝葉)の違いを超えて、本質・根源的に同じ叡智、世界観を共有していることがわかります。
サビアンシンボルにおいても、シンボル自体は、一見「西洋的な象徴(表現)」が多いように見えますが、東洋に引き継がれた叡智や、先人達の表現、歴史・象徴的な事物と、数多くの繋がりが見られます。
一方で、仏教やキリスト教といったものをはじめとする、あらゆる“教え”や経典については、当人以外(弟子達等)による表現や、低次の解釈(意図的な改ざんを含む)が含まれている場合も多くあり、
釈迦が伝えたとされている「原始仏教」に対して、空海が伝えたとされている「真言密教」が、進化版仏教(大乗仏教)ともいわれているように
時代や地性に応じた表現、新たな気付き、といったものによって、地上に現れる叡智もまた、進化し続けているものです。
上記のような理由から、「オリエント占星術」では、あえて、特定の人物・書物(文献)・歴史的解釈に依ることなく、進化し続ける叡智(根源的叡智の解釈)の探究として、サビアンシンボル同様、あらゆる角度からの検証を行いつつ、新たな氣付きや解釈と融合し、お伝えをしております。
※講座内では、古代ケルト・イエス・エメラルドタブレット等における、共通する世界観、思想、サビアンシンボルとの繋がりについて詳しく解説しています。一般に公開できない内容も多く含まれているため、今後なんらかの形で、共有する方法・タイミングを検討していきます。
